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いびきの原因

いびきや睡眠時無呼吸症候群は、単一の原因ではなく、体の構造や顎の状態、日常生活の習慣などが複合的に関与して起こると考えられています。
原因を理解し、ご自身に当てはまるポイントがないか確認することが重要です。

  • 舌が喉の奥へ落ち込む

    睡眠中は筋肉が弛緩するため、舌が喉の奥に下がりやすくなります。これにより気道が狭くなり、特に仰向けで寝ていると、いびきや無呼吸を引き起こすことがあります。

  • 下顎の小ささや後退した位置

    下顎が小さい、または後方に位置していると、舌も後ろ寄りになりやすくなります。その結果、睡眠時に気道が圧迫され、呼吸が妨げられることがあります。

  • 噛み合わせや顎の安定性の問題

    噛み合わせが乱れていると顎の位置が不安定になり、寝ている間に口が開きやすくなります。口呼吸になることで喉が乾燥し、いびきの原因となることがあります。

  • 体重増加による気道の圧迫

    体重が増えると首周りに脂肪がつき、外側から気道が圧迫されることがあります。これにより空気の通りが悪くなり、無呼吸のリスクが高まる可能性があります。

  • 飲酒や喫煙などの生活習慣

    アルコールは喉の筋肉をゆるめて気道を狭める作用があります。また、喫煙は粘膜に刺激を与え、腫れを引き起こすことがあります。特に就寝前の飲酒はいびきを誘発しやすいとされています。

いびきの治療

スリープスプリント

スリープスプリントは寝ている間、大きくなった舌を持ち上げ、気道を広げ、呼吸をしやすくする装具(マウスピース)です。

スリープスプリントという歯科的装具は、当院の院長自身が20年ほど前から重症の睡眠時無呼吸症候群にかかり、UPPPというのどの手術を受けても治らず、やむを得ず、1986年から自分のために開発し、改良に改良を重ねたものですから、装着時の違和感も少なく、きっとご満足いただけるものと確信しております。
ご来院回数もたった2~3回でできあがります。大きさもポケットに入る小さい装具ですから、携帯にも便利です。
歯の状態があまり変わらなければ、いつまでも使用でき、すでに5年以上使用されている方も多数いらっしゃいます。受診をご希望の方は、電話でご予約ください。
耳鼻科からの依頼で、睡眠時無呼吸症候群に対する口腔内装置による治療は、保険が適用されます。当院ではこちらのほうにも対応しております。

スリープスプリントの治療法

寝るときに下の顎を少し前方に突き出させるように工夫したマウスピースを、口に入れてお休みになっていただきます。
この装置を入れることで、のどの気道(空気の通り道)が広がって、いびきや無呼吸がなくなります。

  • 正常な場合

    眠っている間も、気道が十分に開いた状態になります。

  • いびき症

    肥満で大きくなってしまった舌が気道をふさぎ、睡眠中の呼吸を妨げるようになります。

  • スリープスプリント装着

    スリープスプリントは下を持ち上げて気道を広げるので、呼吸がしやすくなり、いびきをかくことが減ります。

スリープスプリント(自費診療)

上顎用と下顎用のマウスピースを専用のバンドでつないだ、下顎が動かせるタイプの装置です。
顎の自然な動きを妨げにくい設計のため、装着したままでも口の開閉がしやすく、就寝中の違和感や圧迫感を抑えます。
継続して使用しやすく、治療効果を安定して保ちやすい点も特長です。

メリット
  • 比較的劣化がしづらい。
  • 顎への負担が少ない。
  • サイズが小さいので出張や旅行時も携帯できる。
デメリット
  • 保険の適用されない自費診療となる。
  • 歯の痛みや唾液増加、口腔内の違和感が生じることがある。
  • 総入れ歯や重度歯周病では使用不可。
  • 慣れるまで顎の違和感や痛みが出ることがある。
  • 重度の睡眠時無呼吸症候群には効果が乏しい。
スリープスプリント(自費診療) 55,000円(税込)

スリープスプリント(保険診療)

保険診療でスリープスプリントを作製するには、耳鼻科で睡眠時無呼吸症候群と正式に診断されたうえで、医師からの治療依頼書(紹介状)が必要となります。
これらの条件を満たした場合、健康保険が適用され、自己負担3割の方で1〜2万円程度での作製が可能です。
まずはお近くの睡眠外来や内科にてご相談されることをおすすめします。

スリープスプリント治療を受けられない方

歯を固定源にしますので、残っている歯が少ない方(上下で20本未満)はスリープスプリント治療ができません。
また、いつも鼻が詰まっている方や、神経質で寝つきの悪い方もできません。
このような方には別の方法が良いと思われますので、専門病院へご紹介します。