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予防歯科という考え方

病気→治療→治癒→病気の悪循環を断ち切ろう

  • 歯医者は怖いし治療は痛いから行きたくない。
  • 痛みや不快な症状が出て、我慢できないからしかたなしに行く。
  • 削られたり抜かれたり、痛い治療を受ける。
  • やっと治ったから、当分行きたくない。

治療を受けてやっと④までたどり着いても、何年か(もっと早いかも)経つと、また①~④の繰り返し。
その悪循環に戻らないよう、予防歯科を有効活用しましょう。
虫歯や歯周病の治療が終わり、口の中が健康になったら、そのままの健康な状態がいつまでも続くと良いですね。
実際に、それは可能である可能性が高いのです。

痛みが少ないどころか、爽快感さえ感じる治療を受けよう

「そんな治療ってあるの?」とお思いになるかもしれませんが、あります。
PMTCと呼ばれる治療がそれです。
これは、歯科で受ける専門的なケアのひとつで、虫歯や歯周病の原因となる歯垢(食べカスではない細菌の塊)を徹底的に取るものです。
病気の治療には原因を取る原因療法と、症状を緩和する対症療法があります。
どちらも大切なのですが、原因が解決されない限り、病気は再発するということから考えると大切なのは原因療法ですよね。
その原因療法にあたるのがPMTCです。
これを受けることにより、あなたの口の中が継続的に保たれます。
口腔内の健康状態を維持し、出来る限り歯を残すことがからだ全体の健康と生活の質に大きく貢献します。

近年、歯科界で最も注目を浴びている歯科治療のひとつが予防歯科です。
予防歯科は、従来までの「悪くなってから治療」するというスタイルではなく、
「悪くならないように治療」する、というもので、これを続けていくことで、
歯のトラブルを未然に防ぎ、いつまでもきれいで健康な歯を保ち続けることができます。

日本とアメリカの歯科治療費を比較してみよう

歯の治療費が高いというイメージを待たされている方が多いようですが、実際のところはどうなのでしょうか?
日本では、いざという時に安心して医者にかかれるように、全ての人が健康保険に加入するということが義務付けられています(国民皆保険制度)。よって、下記の費用から一定の負担額〈現在は3割〉を支払います。アメリカはどうでしょう・・・?
アメリカでは公的保険が限られているので、一般に治療費は高額になります。
詰め物を入れる処置を見ると、日本の3~6倍です。
日本はアメリカに比べると、治療費はかなり低く抑えられていることがわかります。
※より良質の治療をご希望であれば、自費治療をお勧めします。

スクロールできます

項目 アメリカ 日本
(保険内の治療)
アメリカ/日本
初診料 3,000~9,000円 1,800~2,740円 1.7~3.3倍
x線写真
(パノラマ)
9,000~15,000円 3,180~4,275円 2.8~3.5倍
充填処置料
(アマルガム)
9,000~17,000円 1,990~2,630円 4.5~6.4倍
充填処置料
(コンポジット)
9,000~20,000円 2,400~3,050円 3.7~6.5倍
インレー
(1歯 )
52,000~85,000円 4,070~5,570円 12.7~15.2倍
クラウン
(大臼歯1歯)
65,000~130,000円 8,130~10,430円 8.0~12.4倍
ブリッジ
(1歯あたり)
65,000~130,000円 8,130~10,430円 8.0~12.4倍
総入れ歯
(上顎または下顎 )
130,000~200,000円 30,980~48,970円 4.1倍

「米国歯科医院ビジネスの実態」(小原忠男「アポロニア21」2004.5による)

まだまだ日本では、歯医者さんは痛くなってから行く所だという考えの人が多いのですが、アメリカでは医療費が高いこともあり、予防を意識し、定期的に健診とクリーニングを受ける人が大半です。治療が必要になってもかよう回数も少なく、負担も軽くなるのです。
定期的なチェックとプロによるケアで、健康なお口の状態を保ちましょう。

予防歯科について詳しく

そもそも予防歯科とは

歯のトラブルを未然に防いで一生健康な歯を!

近年、歯科界で最も注目を浴びている歯科治療の一つが予防歯科です。予防歯科は、従来までの「悪くなってから治療」するというスタイルではなく、「悪くならないように治療」する、というもので、これを続けていくことで、歯のトラブルを未然に防ぎ、いつまでもきれいで健康な歯を保ち続けることができます。

歯のトラブルが起こると、痛みや不快症状でとても嫌な思いをするだけでなく、歯を早期に失いやすくなります。また、治療の際にも痛い思いをしてしまうことも。
予防歯科では痛みのない治療で、歯のトラブルを起こす原因を未然に取り除いていきますので、ずっと快適で健康な歯を保つことができるようになり、気持ちのいい毎日を過ごすことができます。

予防歯科の重要性

「歳を取ったら歯を失う」というのは間違い

70歳の残存歯数の違い:日本は平均16.5本、スウェーデンは平均21本

予防歯科先進国と呼ばれるスウェーデンでは、予防歯科のために歯科に通う人が多いことで知られており、70歳の時点で残っている歯の本数が平均21本と、歳を重ねても多くの歯を維持しています(日本人の70歳時点での平均の本数は16.5本)。

でも、そんなスウェーデンも、実は1980年代頃までは、日本と同じような状況でした。この状況を重く見たスウェーデン政府が、予防歯科を全国的に推進したことが功を成し、現在では、ほとんどの人が若い時とそれほど変わらない本数の歯を維持できるようになったのです。

歳を取ると歯を失う人が増えますが、それは歳を取って急に悪くなったのではなく、若い頃からの正しいケアができてなかった結果なのです。若いうちから予防歯科を続けていくことで、歳を取っても歯を失うことなく、いつまでも若々しさを保つことができます。当院では、予防歯科こそが本当に歯を健康に保つことができる、何よりの歯科治療だと考えています。

一旦悪くなった歯はそれ以上良くすることができません

歯が悪くなって治療をしたとしても、健康だった状態に戻すことはできません。
歯の病気である虫歯や歯周病というのは、それを治療したとしても、進行を止めることしかできず、決して本当の意味で治っているわけではないのです。
また、いったん悪くなると、再発のリスクを抱え続けることになります。
だからこそ、病気そのものを起こさない「予防歯科」が大事になってくるのです。

歯磨きだけでは不十分?

「毎日しっかり歯磨きをしているのに、虫歯や歯周病になってしまう」という人はいませんか?日本人は清潔で、歯磨きをしっかりする人が多いにも関わらず、歯のトラブルに悩まされる人が多いのはなぜなのでしょうか。

これは、歯磨きだけでは虫歯や歯周病を予防しきれない、ということの表れでもあります。実際、歯ブラシのみを使った歯磨きだけでは、歯についた汚れの60%程度しか落とせないと言われています。デンタルフロスを使うと80%以上の汚れが取れると言われていますが、それでもやはり磨き残しは出てしまいます。

このような磨き残しは、いずれ蓄積し、虫歯や歯周病を起こす原因となります。だからこそ、予防歯科を実践することが大事になってくるのです。

予防歯科のメリット

  • 虫歯や歯周病を防げる

    予防歯科を実践していくことで、歯のトラブルを起こす汚れが蓄積しなくなり、お口の細菌環境もよくなっていきます。結果的に虫歯や歯周病にかかりにくくなります。また、定期的にお口の中の検診を受けることで、何か異常があっても早期に対処することができます。

  • 体が健康になる

    お口の健康というのは、全身の健康と密接に関連しています。例えば、歯周病にかかっている人は糖尿病や心疾患、脳梗塞、肺炎など、数々の病気を起こしやすくなることがわかっています。近年では、お口のケアをしっかりやっている人は、インフルエンザなどの感染症にかかりにくくなることもわかってきています。予防歯科を行うことで、間接的に体の健康増進にもつながるのです。

  • いつもきれいな歯でいられる

    定期的に予防歯科を行っていくことで、いつも白く、きれいな歯を保ち続けることができます。

  • 長い目で見ると医療費を抑えられる

    予防歯科を実践することで、歯のトラブルが起こりにくくなりますので、セラミックやインプラントといった、歯の治療に関わる高額な費用がかかることがありません。また、体も健康になっていきますので、生涯にわたる医療費全体も抑えられるという研究結果も実際に出ています。

予防歯科のデメリット

日本の健康保険制度では、予防治療に対しての保険は適用になりません。そのため、自費治療となります。ですが、健康なご自分の歯に勝るものはありません。長い目で見た場合、予防歯科で健康な歯を保ち続けられることは、非常に価値のあることだといえます。

早野歯科医院の予防歯科

年間1万人以上の方が当院の定期検診を受診されています。

当院では、歯を永く健康にできる治療法を追い求め、より体に優しい虫歯予防、歯周病予防治療を実践しています。
また、当院では、数名の歯科衛生士が在籍しており、担当衛生士制を導入しております。そのため、患者様お一人おひとりに合った、丁寧なケアを受けていただくことができます。ぜひ、お気軽にご相談ください。

歯のクリーニング

お口の中を常に清潔な状態に保つことにより、歯周病・虫歯・口臭などの問題を解決することができます。
毎日のブラッシングなどである程度の衛生を維持することはできますが、定期的な来院で、歯科医師または衛生士によるプロのクリーニングを受けていただくことにより、よりよい口腔状態が維持できます。

その他、煙草のヤニ・茶シブなどは、ある程度毎日のブラッシングで除去できますが、完全に取り除くことはとても難しいことです。取り除ききれなかったそれらの色素は、長い期間をかけて歯の黄ばみの原因となってしまいます。そうなってしまう前にご来院いただき、クリーニングを施せば審美的にも常に綺麗な白い歯を維持することができることでしょう。

PMTC

歯と歯肉の境目に付着したバイオフィルムの位置を示した図。歯肉・歯槽骨の位置も表記

PMTCとはProfessional Mechanical Tooth Cleaningの略語で、プロフェッショナル(歯科医師、または歯科衛生士)による特殊な機器を用いた歯のクリーニングのことです。

その意味のとおり、通常のブラッシングでは除去できない歯に付着したバイオフィルム除去し、本来の健康な歯の状態にすることです。

バイオフィルムとは、口腔内の細菌が歯ブラシの届きにくい箇所などに残って作る、一種の巣です。そのバイオフィルムは特殊な膜を張り、毒素を放出します。その状態を放置することにより、歯周病・虫歯など様々な原因になるだけでなく、血液に取り込まれ肺の病気、心臓の病気に発展する症例も報告されています。

このバイオフィルムは歯ブラシでは除去できないばかりか、特殊な膜を張っているために薬剤も通用しません。やはり、プロの特殊な機器を用いたクリーニング方法でしか除去できないのです。

GBT

GBT(Guided Biofilm Therapy)は、虫歯や歯周病の予防を目的とした新しいメンテナンス方法です。痛みに配慮しながら、トラブルの原因となる「バイオフィルム」をやさしく除去します。
バイオフィルムとは、歯の表面に付着する細菌の膜のことで、蓄積すると虫歯や歯周病を引き起こす要因になります。
GBTでは、専用の細かなパウダーをジェット噴射する「エアフロー」を用いて、歯や歯ぐきを傷つけにくく効率的に汚れを取り除きます。さらに、見えにくいバイオフィルムを染め出して可視化することで、磨き残しを確認しながら、より丁寧なクリーニングを行います。

定期的なクリーニング

重要なことは、クリーニングを施しても毎日しっかりブラッシングをしても、やはり経過とともに少しずつ歯垢、歯石は付着しますし、メラニンも沈着していきます。
そこで、プロによるクリーニングが重要であり、定期的にクリーニングすることにより、常に清潔な口腔状態が保つことができます。
結果として高齢になっても健康な自分の歯を維持することができるようになります。歯は自分の力で再生することができません。皆さんが美容院に行ったり、エステに行ったりする事と同様に歯のケアも心がけていただきたいと考えます。
当院としては、数ヶ月に一度、最低でも半年に一度は定期的にご来院いただき、クリーニングをすることをお勧めいたします。

ご自宅でのセルフケア

予防歯科で最も大事なのは、やはりご家庭での毎日のケアです。いくら歯科医院で予防歯科を受けても、歯磨きができていなければ意味がありません。
当院では、皆様が正しくお口のケアを行うことができるよう、歯科衛生士が丁寧にアドバイスを行います。

  • 歯間ブラシ

    歯と歯のすき間の汚れは、歯ブラシだけでは落としきれないことがあります。当院では歯間ブラシやフロスの使用をお勧めしていますが、正しい使い方が重要なため、初めに使い方の指導を受けると安心です。日々のケアに取り入れ、清潔な口腔内を保ちましょう。

  • フッ素入り歯磨き粉

    フッ素配合の歯磨き粉は虫歯予防に効果的ですが、使用方法を誤ると十分な効果が得られません。歯磨き後に何度もすすがず、少量の水で軽くうがいすることが大切です。正しい方法でフッ素の働きを活かしましょう。

  • デンタルリンス

    デンタルリンスは、用途に応じて虫歯予防や歯周病対策などに役立ちます。ただ種類が多く選びに迷うこともあるため、当院ではお口の状態に合わせた製品選びをサポートしています。