「歯科訪問診療部門立ち上げ」セミナー

みなさま、こんにちは。
大垣市の歯医者　早野歯科医院　院長の早野です。

4月2日（日）東京の船井総研で行われた「歯科訪問診療部門立ち上げ」セミナーに歯科衛生士の田中、チーフの石原と参加してきました。

超高齢時代を迎え、現在も含め今後在宅や施設での歯科診療がますます必要とされるのはまちがいないことです。

 

国もそれが分かっておりますので、訪問歯科診療を推奨しております。

当院では勤務医不足のため、訪問診療については依頼があった時のみ治療に行かせて頂いておりました。

 

しかし、積極的に訪問診療に出向き、歯科衛生士もお口のケアを積極的に行えば誤嚥性肺炎も防げます。今後、当院でも訪問診療部門を立ち上げるため、今回のセミナーに参加しました。

 

セミナーではまず歯科衛生士グループ　ピュアとやま代表の精田紀代美氏の話を聞きました。
詳細は省きますが、富山県の特別養護老人ホーム「あんどの里」の入所者に対する口腔ケアの実施により4年間で誤嚥性肺炎の発症をゼロにした実績があります。
地元新聞でも報道されましたが、すばらしいことです。

現在、10の施設を受け持たれ成果を上げておられますが、これが日本中に広がればどれだけの医療費削減につながるか・・・・。

ご本人も安倍首相に言いたいと冗談交じりに言っておられました。

 

次に茨城県で開業されている坂本健二郎先生のお話を聞きました。

坂本先生が訪問診療部門を立ち上げられてから現在に至るまでのいきさつ、その苦労などのお話がありました。

前に話された精田先生とも連携し、施設職員全体を巻き込んで口腔ケアに取り組むことで、地域の方々への貢献につながっており、スタッフもやりがいを持って取り組んでおられるというような、当院が目指すべき目標となる医院の姿をイメージさせていただきました。

 

大変有意義な一日となりました。