要介護の口腔ケア

みなさま、こんにちは。
大垣市の歯医者　早野歯科医院　歯科助手の足立です。

要介護の口腔ケアで何を注意すればよいでしょうか？
口腔ケアの重要性を理解し、本人と家族、介護者が協力することが必要です。
そのために要介護者の全身とお口の状態を把握し、何が必要か、どこを変えるべきかを考えましょう。

要介護者がお口のトラブルを訴えるときはもちろんですが、何の訴えがなくても問題を抱えていることも多いものです。
82歳でパーキンソン病・老人性うつ病のAさんは、”噛めない”という問題を抱えていらっしゃいました。
噛めない原因となっていた歯を抜歯し、歯科衛生士による口腔ケアをしました。
”噛む”ということを思いだすリハビリをしていくうちに、義歯も入り、食事ができるようになり、さらに、立ち上がることも可能になりました。
はじめて8カ月、顔の表情も変わったそうです。

少しでも変わったこと・何かを感じたら、通院できればもちろん、通院で着ない場合も、かかりつけの歯科医院に相談しましょう。
往診による訪問歯科治療も可能です。
介護保険の利用も有効です。
保険の給付限度額関係なく利用できます。

お口の健康は、身体の健康につながります。
義歯であり、歯が健康であればおいしいものをおいしく、いつまでも食べることができ、健康な体を維持し、生きる気持ちにもつながっていきます。
ご本人さま、介護者、家族の方、何かお困りのことがあったら当院にご相談ください。