日本心療内科学会総会学術大会

 こんにちは、早野歯科医院、院長の早野です。

１２月８日（日）名古屋で開催された第１８回日本心療内科学会総会学術大会に歯科助手の石原と共に参加してまいりました。

私は「歯科口腔外科の集い」で小池　一喜先生、中野　良信先生、石田　恵先生らの講演と、牧野真也先生が座長を務められたシンポジウムを聞きました。

牧野先生は、私も委員になっている「愛知学院大学歯学部同窓会ポストグラデュエートコース実行委員会」の委員長でもあります。

一般の歯科にかかられている患者様の中には、「舌痛症」と呼ばれる原因不明の舌の痛みを訴えられたり、噛み合わせは、ちゃんとしているのに「噛めない」と言われたりする方が居られます。

そういった方を大学病院等の口腔外科に紹介したりすることがありますが、「歯科心身症」と呼ばれるメンタルな部分に原因がある疾患である場合があります。

治療としては、薬物治療を含め、通常の心療内科的な治療も行います。

うつ病などメンタルな病気が増えている昨今、我々一般開業医も、そういったことを理解した上で毎日の診療にあたる必要があると思います。

このセッションに参加した後は、東邦大学心療内科の端詰勝敬先生から「女性とうつ」と題された講演をお聞きしました。

国際的に見ても、女性の方が「うつ」をはじめとするメンタルな病気の患者様が多いことや、その理由として男女の性差による身体的なもの、環境の違い、女性特有の考え方やストレスなどがあげられることを話されました。

これも興味深い内容でした。

石原が聴講した分も、後日報告させていただきます。