合宿研修に参加してきました

皆さん、おはようございます。早野歯科医院、院長の早野です。

２月８日（土）９日（日）と南知多市の粛海風（しゅくかいふう）という旅館に、PGC（愛知学院歯学部同窓会が行っている、卒後研修会）の実行委員が集まり、合宿研修を行いました。

８日はトヨタ記念病院の救急科の医師である榊原吉治先生、西川佳友先生により、歯科で想定される救急を要する事態の発生に際して、どう対処するかということを教授していただきました。

 

 

 

 

最近、小学校で女の児童が給食を食べた後、アナフィラキシーショックを起こし、死亡した例がありました。

そういった時、どう対処すれば命が救えたか？

また歯科医療の現場においても、そういうことは起こり得る可能性が高く、そういった時に医院のスタッフ全体が連携をとって対処していくことの重要性について学びました。

アナフィラキシーショックが起こった場合は、９割近くに皮膚症状（じんましん）が表われ、更にその他の臓器に異変（気道に出て息ができない、胃腸に出て下痢を起こすなど）が表われ、下圧の降下を招きます。

その時はまず酸素吸入、大量輸血、そしてアドレナリン投与を行う。その前提として救急車を呼ぶことが必要です。最近はアドレナリンの投与をしやすいように、「エピペン」という薬剤注入装置が発表されております。

 

 

 

これを処方され、携持されている方も多く、学校などの施設にも常備されることが多くなっております。

人命に関わることには、早い対応が求められます。当院でもそのような事態が起きた場合の対処の仕方、役割分担を常日頃から確認、練習して、不慮の事態に備えたいと思います。